ズーラシアンウッドウインズ ソロコンクール 2025
【フルート部門、オーボエ部門、ファゴット部門、クラリネット部門】
結果発表(2025.4.30)
「ズーラシアンウッドウインズ ソロコンクール 2025」に沢山のご応募、ありがとうございました。
過日審査を行い、下記の通りの結果となりました。
- エントリー総数 53名
- 動画応募数 34名
審査結果
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【フルート部門】
- 最優秀賞:加藤 英美さん
- 優秀賞:中根 尚美さん
- 最優秀賞:豊田 悠華さん
- 優秀賞:佐藤 貴洋さん
- 最優秀賞:高橋 亮平さん
- 優秀賞:平下 優さん
- 最優秀賞:千徳 真由梨さん
- 優秀賞:山田 聡香さん
- 山名 英旦さん(フルート部門)
【オーボエ部門】
【クラリネット部門】
【ファゴット部門】
【特別賞】
審査員(敬称略)
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審査員長
- 高橋宏樹(ズーラシアンブラス音楽ディレクター/課題曲「レプラホーンの片靴」作曲家) 審査員
- 河西幸子(フルート奏者)
- 荒川文吉(東京フィルハーモニー交響楽団首席 オーボエ奏者)
- 福井弘康(東京佼成ウィンドオーケストラ ファゴット奏者)
- 有馬理絵(東京佼成ウィンドオーケストラ バスクラリネット奏者)
- 新居由佳梨(ピアノ奏者)
- 松﨑国生(課題曲「白い光のエルフ」作曲者)
- 追榮祥(課題曲「風のシルフィード」作曲者)
- 山岸恵菜(課題曲「金色のコルンムーメ」作曲者)
総評
ソロコンクールはこれまで金管・サックスと開催されてきましたが、今回もたくさんの熱演が寄せられました。
応募いただきましたズーラシアンウッドウインズファンの皆様には、心よりお礼申し上げます。
部門はフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットの4部門。
それぞれの作品が技術的また音楽的に大変難しい作品だったかと思いますが、エントリーされた皆様においては本当によく演奏されていたと思います。
甲乙つけがたい素晴らしい演奏が集まり、審査員によって順位のバラつきがみられる大変難しい審査だったように思います。
今回の4作品に共通するのは技術的な部分と歌的な部分があること。
技術的な部分は丁寧にさらっていくと身につきます、ただたくさん吹くのではなく今どこを強化しているのかを意識しながら出来る範囲を広げていく、言わば筋トレのようなものです。
楽器の上手さというとこの技術を重視しがちですが、もう一つ大切な要素があります。それが歌的な部分をどう奏するかです。
難しくないフレーズでも、歌がないと"心に響かない”ものになります。
こういった歌う部分はビブラートなどの技術はもちろん必要なのですが、“何を思って”また“誰に向けて”吹くかがより大事なのかもしれません。
これは演説と同じですね。
そしてコンクールの度に「ソロと伴奏のバランス」の話しをしているのですが、今回は比較的上手に撮られている作品が多かったように思いました。
動画で判断するわけですから、いくら上手な演奏でも音量が極端に小さかったり、音質が悪かったり、ソロと伴奏のバランスが悪いなどの状態はどうしてもマイナス評価されてしまうのでもったいないです。
再生機と録音と楽器(自分)をどう配置すると上手くいくのか、これを考えることも良い演奏を作り、入賞に一歩近づける手段の一つかもしれません。
今回のようなコンクールがあると目標が出来るためレベルアップしやすいですね。
目標があると人は頑張れるものです。この感覚を忘れず普段からちょっとしたゴールを作りクリアし、今後も技術の向上を図っていくとよいでしょう。
(作曲家 高橋宏樹)
■高橋宏樹プロフィール
1979年東京生まれ、作曲家。専門学校にて映像音楽やポップス理論などを学ぶ。主に吹奏楽曲や管楽アンサンブルの作編曲をしている。その他ポップスの編成やオーケストラの編曲なども手がけている。ズーラシアンブラス音楽ディレクター
主な作品:2003年度、5年度、10年度、14年度、全日本吹奏楽コンクール課題曲
入賞者演奏
お問い合わせ先
ズーラシアンブラス コンテスト事務局 contest@superkids.co.jp
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