Contestコンテスト

ズーラシアンブラス 作曲コンテスト2021

結果発表

「ズーラシアンブラス 作曲コンテスト2021」に沢山のご応募、ありがとうございました。
過日審査を行い、下記の通りの結果となりました。
今後、下記合格者の新人作曲家の皆さんの楽譜を出版してまいりますので、どうぞ楽しみにしていてください。

• 応募総数　45作品
• 審査日　　2021年8月23日(月)
• 審査員長
高橋宏樹（作曲家／2003年度、2005年度、2010年度全日本吹奏楽コンクール課題曲作曲者、スーパーキッズ契約作曲家）
• 審査員
山口尚人（作曲家、トロンボーン奏者／東京藝術大学卒業、新日本フィルハーモニー交響楽団（副首席奏者）、スーパーキッズ契約作曲家）
小笠原寿子（作曲家／東京藝術大学 別科(作曲)修了、スーパーキッズ契約作曲家）
久良木文（トランペット奏者／尚美学園卒業、同ディプロマ修了、元シエナウインドオーケストラ、第75回日本音楽コンクール入選）
岩渕重紀（トランペット奏者／東京音楽大学卒業、東京音楽大学大学院修了）
佐藤和彦（テューバ奏者／国立音楽大学卒業、新日本フィルハーモニー交響楽団（首席奏者）、第43回マルクノイキルヒェン国際コンクール （独）テューバ部門第2位）


• 審査結果
最優秀賞：『「おちゃらかほい」の主題による幻想曲』 追榮　祥さん（上野学園大学短期大学部卒業 同大学研究生修了）
優秀賞：『おちゃらかファンタジー』 今村　岳志さん（東京芸術大学器楽科卒業、東京佼成ウインドオーケストラトロンボーン奏者）


• 審査スコア→こちら


• 総評
今回の作曲コンテストでは、わらべ唄「おちゃらかほい」の旋律を使用した作品。非常にシンプルで音数の少ない素材でかなり難しいのではないか、応募は果たしてあるのかと心配しておりましたが、要らぬ心配でした。なんと45作品もの応募をいただきました。応募いただいたみなさまに心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

作品も様々で日本の響きを大切にしたもの、オスティナート的に取り入れられたもの、現代音楽のようなもの、冗談音楽のようなもの、中にはズーラシアンブラスが吹くことを想定し演技の指示付きなどというものもありました。おちゃらかだけでこんなにも多様な世界が垣間見えるとは思っておりませんでした。ズーラシアンブラスへの愛と金管五重奏へのさらなる可能性を感じたコンテストだったと思います。

アイデアもあり非常によくできた作品が多かったです。ただ一つだけ苦言を呈するとすれば「実際に奏者が吹いた時に本当に可能か」というフレーズが多くみられたところです。ある程度高い音を吹き続けるとどうなるのか、息はどの程度もつのか、コンピューター音楽だと気づき難いこれらのポイントを如何に経験し曲に反映できるかが、特に若い世代の方々の課題のような気がしました。このような理由で入選から外れるのは非常にもったいないです。今後ぜひ意識していただきたい部分です。

またいつの日か開催されるコンテストで、皆さまの素敵な作品に出会えることを心より楽しみにしております。
(作編曲家　高橋宏樹)

■高橋宏樹プロフィール
1979年東京生まれ、作編曲家。専門学校にて映像音楽やポップス理論などを学ぶ。主に吹奏楽曲や管楽アンサンブルの作編曲をしている。その他ポップスの編成やオーケストラの編曲なども手がけている。
主な作品：2003年度、5年度、10年度、14年度、全日本吹奏楽コンクール課題曲

応募要項

応募方法

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