ズーラシアンブラス ソロコンクール 2023
【ユーフォニアム・トロンボーン・テューバ】
結果発表(2023.6.21)
「ズーラシアンブラス ソロコンクール 2023」に沢山のご応募、ありがとうございました。
過日審査を行い、下記の通りの結果となりました。
- エントリー総数 67名
- 動画応募数 39名
- 審査結果
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最優秀賞
- ユーフォニアム部門:松野孝二さん
- トロンボーン部門:戸井真智さん
- テューバ部門:野々下宏明さん 優秀賞
- ユーフォニアム部門:永野潤さん
- トロンボーン部門:箱田修一さん
- テューバ部門:柴田尚慶さん 特別賞
- 礒 里咲子さん(ユーフォニアム部門)
- 審査員(敬称略)
審査員長:高橋宏樹(ズーラシアンブラス音楽ディレクター//課題曲「フォーマルハウトの誘い」作曲家)
審査員:
久良木文(トランペット:尚美学園卒業、同ディプロマ修了、元シエナウインドオーケストラ、第75回日本音楽コンクール入選)
岩渕重紀(トランペット:東京音楽大学卒業、東京音楽大学大学院修了)
上里友二(ホルン:東京音楽大学卒業、読売日本交響楽団)
山口尚人(トロンボーン:東京藝術大学卒業、新日本フィルハーモニー交響楽団 副首席奏者/ズーラシアンブラス音楽アドバイザー)
佐藤和彦(テューバ:国立音楽大学卒業、新日本フィルハーモニー交響楽団(首席奏者)、第43回マルクノイキルヒェン国際コンクール (独)テューバ部門第2位)
齋藤充(ユーフォニアム:国立音楽大学卒業、ミシガン大学大学院 修士課程修了、ノーステキサス大学大学院博士課程修了、フィリップ・ジョーンズ国際コンクール第1位)
新居由佳梨(ピアノ:東京藝術大学卒業、同大学院修了、スイス国立ジュネーブ音楽院修了(ソリストデュプロム取得)、第7回イタリア・モノポリ国際ピアノコンクール第3位)
今村岳志(ズーラシアンブラス契約作曲家:課題曲「トロンボーン・ディオニューソス」作曲)
追榮祥(ズーラシアンブラス契約作曲家:課題曲「パンテオン・テューバ」作曲) - 総評
今回は約40の熱演が寄せられました。応募いただきましたZBファンの皆様には心よりお礼申し上げます。
部門はユーフォニアム、トロンボーン、チューバの3つ。3曲とも技術的に大変難しい作品だったかと思いますが、エントリーされた皆様においては本当によく演奏されていたと思います。
甲乙つけがたい演奏が集まったこともあり、審査員によってかなり順位のバラつきがみられ今回の審査はとても難航したように思います。
3曲に共通するのは技術的な部分と歌的な部分があること。
技術的な部分は丁寧に確実にさらっていくと身につきます、やみくもにたくさん吹くのではなく今どこを強化しているのか意識しながら出来る範囲を広げていく、言わば筋トレのようなものです。
楽器の上手さというとこれを重視しがちですが、もう一つ大切な要素があります、それが歌的な部分をどう奏するかです。
難しくないフレーズでも歌がないと“心に響かない”となります。こういった部分はビブラートなどの技術はもちろん必要ですが、“何を思って”“誰に向けて”吹くかがより大事なのかもしれません。演説と同じですね。
少し残念に思った点は「ソロと伴奏のバランス」で損をしている方が割と多かった事です。この動画ですべてを評価されるのですから、もったいないです。再生機と録音機と楽器(自分)をどう配置すると上手くいくのか、これを考えることも良い演奏を作る、そして入賞に一歩近づける手段の一つです。
音をきれいにする作業(リバーブをのせるなど)はとても大事ですが、やりすぎには注意しましょう。
今回のようなコンクールがあるとそれに向かって練習するのでレベルアップします。つまり期限付きの目標があると人は頑張るわけです。この感覚を忘れず常に普段からちょっとしたゴールを作りクリアし、今後も技術の向上を図りましょう。
(作曲家 高橋宏樹)
■高橋宏樹プロフィール
1979年東京生まれ、作曲家。専門学校にて映像音楽やポップス理論などを学ぶ。主に吹奏楽曲や管楽アンサンブルの作編曲をしている。その他ポップスの編成やオーケストラの編曲なども手がけている。ズーラシアンブラス音楽ディレクター
主な作品:2003年度、5年度、10年度、14年度、全日本吹奏楽コンクール課題曲
入賞者演奏
お問い合わせ先
ズーラシアンブラス コンテスト事務局 contest@superkids.co.jp
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