ズーラシアンブラス ニューイヤーコンサート 笑門来福

アンケートでご質問・ご意見いただきました件への回答

1/4ニューイヤーコンサートにお越し下さいまして、ありがとうございました。
当日、アンケートにご記入いただきましたご質問・ご意見に、以下回答させていただきました。

コンサートの開始時間を早くしてほしい 親子で参加される方が多いコンサートですから、ごもっともなご意見かと思います。
ただ、ニューイヤーコンサートに限っては以下の理由により大変難しいのです。
早く開演できない理由は…
 1)会館のお正月休み明け最初のコンサートなので、前日に準備することが出来ない。
 2)お正月飾りをしているため、搬入とディスプレイに通常より時間を要してしまう。
 3)新しいプログラムのため、ゲネラルプローベに時間がかかってしまう。

もちろん、お正月飾りを無くしたり、プログラムに新しい内容を詰め込まなければ早く開演することは可能ですが、それではニューイヤーならではの楽しみが半減してしまうと考えております。
早い時間に開演したい思いは我々にもあるのですが、この公演に限っては通常通りにはいかないことをご理解ください。
ホテルで食事をとりながらのコンサートがあると良い 実は名古屋ではクリスマスシーズンにホテル主催で、ランチショーを毎年行っているのですが、関東では最近開催していませんでした。
ホテルでのショーが簡単に主催できない理由としては、場所代・料理代・サービス料・出演料を、コンサートホールとは比べものにならない少人数のお客さまで割るため、1枚あたりが非常に高額なチケットになってしまうということがあり、制作側としてはつい二の足を踏んでしまっております。(名古屋でも大人 14000円と「音楽の絵本」史上最高額のチケット設定でした)
でも、食事を取りながらのコンサートは特別に楽しいものですので、今後ぜひ計画していきたいと思います。
ズーラシアでの園内演奏が減ってしまい悲しい 2015年によこはま動物園ズーラシアより園内演奏を2016年度以降全て中止したいと言う申し入れがありました。
しかしながら、園内演奏の独特な雰囲気とファンの皆様との一体感が失われてしまうのはあまりにも寂しいことから、現在は(株)スーパーキッズが出演料を全て負担する形で年2回、園内演奏を継続しています。
1年に2回だけとはいえ、弊社のような小さな会社が全経費を出すことは負担が大きく、これ以上出演回数を増やすことは難しいと言わざるをえません。我々もとても残念に思っております。
公演中撮影やおしゃべりをしている人がいてイライラするのでアナウンスを徹底的にしてほしい こちらも大変難しい問題ですね。ルールやマナーに関することは、出演者側のコントロールと言うよりは「民度の問題」と言えるかと思います。
もちろん我々のコンサートでも必ず最初に注意事項のアナウンスは入れております。ただ、何度も何度も写真撮影禁止、おしゃべり禁止とアナウンスしますと、楽しいはずのコンサートの雰囲気が台無しになってしまいます。
ズーラシアンブラスのファンタジーの世界は、私たち制作側が一方的にお客様に提供しているというわけではなく、会場のお客様と一体となって創り上げているものであると認識しています。
こう考えてはいかがでしょうか?公演中に撮影している文化レベルの低い人達はほっといて、その人達の分までコンサートに集中しよう、と。一生懸命見て下さっているお客さまのことは舞台の上からでも動物達、はっきりと認識しています。ぜひ一緒に楽しいコンサートをつくってください。
バイオリンやクラリネットの音が小さく聞きにくかった 楽器の特性上、金管楽器と比較してしまうと弦楽器や木管楽器が聞こえにくいのは、しょうがないことではあるかと思います。
通常のクラシックコンサートでは、咳払いをするのもはばかられるほど静かに聞くため、小さな音でもしっかり聞こえるのですが、私たちのコンサートでは、場内の喧噪に弦楽器の音がかき消されてしまう傾向にあります。
特に東京文化会館はとても音場が良いホールです。響くホールは客席の声もよく響いてしまうのです。しかも東京は全国的に見て最も客席が騒がしい傾向にあるため余計に弦楽器・クラリネットが聞こえにくかったとおもいます。地方公演ではそれほど気になりません。
しかし会場内の喧騒に焦点を当ててしまいますと、未就学児OKという、我々の趣旨から離れたコンサートになってしまいますので、ある程度は目をつぶっていただければ幸いです。
会場がうるさいので小学生以上を対象にした公演をやってほしい 上記に書いたこととも重なる部分もありますが、ズーラシアンブラスの世界はやはり子ども達に音楽を楽しんでもらうことにあると思っています。
ズーラシアンブラスを制作した2000年当時のクラシックコンサート界では、未就学児お断りというものがほとんどでした。未就学児が入れるクラシックコンサートを創りたい!というところからズーラシアンブラスはスタートしています。
ですから、今後も未就学児をお断りすることは無いとお考え下さい。(ホール・主催者の都合によるものを除きます) ちなみに、日本中至るところで小学生以上を対象にした素敵なクラシックコンサートが開催されています。東京では毎日のように色々な企画が行われていますし、ぜひ一度探してみたら良いと思いますよ。
選曲が古すぎて子どもがわからなかった そうかもしれません。ごめんなさい。
ただ、昔と違い最近の曲で幅広い世代が知っている曲が極端に少ないことも私たちの悩みの種なんです。
3年ぐらいの幅ならみんな知っているけど、5年ぐらいの幅で認知されている楽曲となると極端に少なくなります。例えば一斉を風靡した「アナと雪の女王」。2年前なら幼稚園児は全員、合唱していましたが、今の年少年中さんはもう知らない…このように子どもの知っている曲と言っても、世代がどこかによって大幅に変わってしまうため、子どもの知っている曲に焦点を当ててしまうと大変選曲が難しくなってしまいます。
まだ人生が始まったばかりの子ども達ですから、知っている数少ない曲の中で楽しむより、より多くの知らない曲との出会いを楽しんでいただけたらと考えています。
大喜利は子どもがあきてしまった すみません。ちょっと大人寄りのコーナーになってしまいました。
お正月なので今後も大喜利企画は続けていくつもりですが、もう少し短くても良いですね。
そして、子ども向けの回と少し大人向けの回に分けても良いんじゃないかというアイデアもあります。
今後検討していきたいと思います。
テレビなどに使用されている曲があると嬉しい テレビなどで使用されているキャッチーな曲はとても重要であると考えていますので、出来るだけ取り入れたいと思います。
ただ、すべてがそうした曲ばかりと言うわけにも行きませんし、著作権上の問題もあります。
 1)プログラムは単曲で選曲するのではなく全体の構成を考えて選曲されている
 2)TV等で使用している楽曲には著作権上の使用許諾が得られないものもある
 3)編曲等出演料とは別に制作費がかかってしまう
上記の問題をクリアしつつ、バランスを取って今後取り上げていきたいと考えます。

みなさま様々なご意見をお寄せ下さり本当にありがとうございました。
これからのコンサート制作に生かしていきたいと思います。
今後ともズーラシアンブラスとその仲間たちをよろしくお願い致します。

    2017年2月24日 ズーラシアンブラス制作スタッフ一同

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