■タイトル   女神と砂時計
■品番   SAR007
■作曲   石川亮太
■編曲  
■難易度   A
■編成   Soprano Sax/Alto Sax/Piano
■作品説明   ▼作曲者解説
−光が差す。砂が降る。神々が舞い降りる。それらが長い年月をかけ、砂時計のごとく積もり育まれた、美しい自然と神話の地−

この曲は、島根県出雲市を中心とした山陰地方へのオマージュと言える作品で、2017年、同市出身のサクソフォニスト妹尾寛子氏の委嘱により作曲しました。オリジナルの編成はサックス2、ピアノのほか、9名の弦楽アンサンブルを伴ったもので、のちに編曲したのがこのトリオ・バージョンということになります。

作曲の依頼を受けたころ、ちょうど私も出雲を訪れる機会があり、当地の魅力を存分に感じていました。宍道湖の上空で見た「天使のはしご」は神々しい美しさで、そのイメージが序奏と終結部のもとになりましたし、出雲大社や琴ヶ浜の印象から、主部と中間部が作られたというわけです。

もっとも、この曲は単に風景を描写したものではなくて、そこから喚起される物語−「神と人間との交流と別離」を表現しています。これは日本人にとって普遍的な物語といっても良いもので、『かぐや姫』『鶴の恩返し』『天女の羽衣』などをイメージしていただいても構いません。ソリスト2人が神(ソプラノサックス)と人間(アルトサックス)に見立てられており、はじめは違う世界にいた両者が、奇跡によって幻想的な交流をするものの最後はまた離れてゆく。切ない恋物語という捉え方もできます。漠然と、そんなストーリーも感じていただけたら嬉しいですね。

(演奏時間 約7分30秒)
■CD収録   なし
■試聴
(スマホ可)
 
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(税別価格)
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